創業に至るまで:会社は小さいが決して誰にも負けない、共同代表それぞれの「実績と経験」そして『原点』
当社、クローバーコミュニティは2016年(平成26年)4月に設立したばかりで、まだマンション管理会社としては新参者ですが、当社を設立した共同代表それぞれは、マンション管理業界や不動産業界で培ってきた「実績と経験」において、この業界の誰にも負けない絶対の自信があります。
そして、マンション管理をゼロから叩き上げてきた自負があります。
私たちは「東京」と「福岡」で、そして「マンション管理コンサルタントの代表」と「地域に根ざした管理会社の代表」として、ここまで別々の道を歩んできましたが、理想のマンション管理を目指した「原点」については、図らずも同じでした。
ここに、お互いのキャリアとともに書き記してみたいと思います。
1)深山州(共同代表)の生い立ちと実績・経験
- 1974年(昭和49年)8月24日 東京都大田区生まれ
- 私立明治学院高校卒
- 私立明治学院大学(法学部法律学科)卒
[社会人のキャリア]
- ㈱有楽土地住宅販売(現大成有楽不動産販売、不動産流通)
- ㈱コスモスライフ(現大和ライフネクスト、マンション管理)
- ㈱シーアイピー(コスト削減コンサル)
- ライフコミュニティ㈱(マンション管理)
- 東京都でメルすみごこち事務所(マンション管理士)を創業(現在は㈱メルすみごこち事務所へと法人化)
- マンション管理組合の学校 ファウンダーとして設立し、現在に至る。
- 取得資格:管理業務主任者、マンション管理士、宅地建物取引士
[マンション管理や不動産に関する『経験』]
- 22才: ㈱有楽土地住宅販売:中古マンション売買仲介を通じて、不動産の観点からマンション管理を体験する。
- 24才:親が理事長を務めるマンション管理組合の事務局役として、管理費削減や管理会社リプレースなどの実現に奔走する。
- 27才:マンション管理士・管理業務主任者が国家資格となり、1回目の試験で合格。
- 27才: ㈱コスモスライフ:マンション管理大手でフロント担当者に就任。事務管理業務と管理員など現場業務を学ぶ。
- 29才: ㈱シーアイピー:管理費削減の支援業務を通じ、コンサルタントとしての能力開発を行う。
- 30才: 自宅マンションの理事長に就任し、役員制度その他運営改良の取り組みを実現させるも、やり過ぎて批判を浴び2年で任期満了となる。
- 32才: ライフコミュニテイ㈱:経営者と経理以外のすべてのマンション管理を会得。
- 32才:コンセプトマンション事業会社の立ち上げに参画するも1年で頓挫。
- 33才:メルすみごこち事務所:マンション管理士として、そして経営者として、主に大規模マンションやタワーマンションの理事会運営支援、顧問契約や管理会社変更・管理費削減・大規模修繕工事・管理規約改定などのコンサルティングやセカンドオピニオンを手がける。(現在も継続中)
2)松原清植(共同代表)の生い立ちと実績・経験
[社会人までの生まれ育ち]
- 1973年(昭和48年)福岡県北九州市生まれ
- 私立福岡大学付属大濠高校卒
- 私立福岡大学(法学部法律学科)卒
[社会人のキャリア]
- ㈱穴吹工務店(マンション企画・販売)
- 福岡市で㈱クローバー管理(マンション管理会社)を創業
- マンション管理組合の学校 ファウンダーとして設立し、現在に至る。
- 取得資格:管理業務主任者、マンション管理士、宅地建物取引士
[マンション管理や不動産に関する『経験』]
- 22才: ㈱穴吹工務店:マンションの企画や販売に携わり、マンションの基本知識を習得する。
- 27才:マンションを購入(自社分譲)し、理事を経験する。このとき、無競争のまま受託されるマンション管理業のあり方や中間マージンによる高額な修繕工事費の搾取などマンション管理の実態を知る。
- 30才:株式会社クローバー管理:2年をかけてマンション管理の問題を調査・勉強し、マンション管理会社を創業。コンサルタントとして管理組合をサポートすることも考えたが、管理組合と直接的に関わり問題解決することのできる管理会社を選択。
これまでにない「中間コストを排除した新しいマンション管理手法(COMシステム)」は、旧態依然としたマンション管理業界に一石を投じる新しい管理会社として、NHKやTVQ九州放送、KBCラジオなどのTV・ラジオ番組や読売新聞・西日本新聞などの新聞、日経トレンディなど各雑誌などに取り上げていただきました。
以上です。深山と同様に、一貫してマンション管理や周辺事業を歩んで来ました。
当社「クローバーコミュニティ」の考え方やノウハウは、松原が福岡で培ってきたクローバー管理をベースにしています。
3)日本のマンション管理業界にイノベーションを
二人のキャリアで共通していることは、マンション管理士と管理業務主任者が国家資格になることを知った2000年初頭に、「マンション管理組合を取り巻く環境や外部の支援が整っておらず、困っているマンションがあまりにも多い」というマンション管理業界の実態に気づき、それぞれが一念発起して不動産業界からマンション管理業界へと進路変更して起業したことです。
一方で、二人のキャリアでもっとも異なるところは、マンション管理士と管理業務主任者が国家資格となった時に、深山はマンション管理士(コンサルタント)として起業する道を選び、松原は管理会社を創業する道を選んだことです。
深山は、管理組合の側に立つ第三者(セカンドオピニオン)として、マンション管理組合のコンサルタントを目指して管理会社等を渡り歩き、見聞を広めたうえで起業したのに対し、松原は、自ら正しいマンション管理を直接供給することを目指し、最初から管理会社を起業しました。
二人の生い立ちや社会人としてのキャリアには違いがありますが、両者に共通したことは、次のことをほぼ同時期に学び、「自分が立ち上がるチャンス」と感じたことです。
- サラリーマン時代に不動産業界でマンションを数多く取り扱ったこと(深山は中古マンション、松原は新築マンション)
- 不動産業界に比べてマンション管理業界のほうが、社員の働くモチベーションが低く、コンサバティブ(保守的)であると感じたこと
- 2001年にマンション管理士と管理業務主任者が国家資格になったこと
- マンション管理業界を学ぶにつれ、お客様である管理組合が負担する割高な管理費や低すぎる修繕積立金、対応の悪い管理会社、破綻前提の長期修繕計画、いい加減な会計など、管理会社がマンション管理組合のパートナーとしての適性に欠いているケースが多く見られたこと
- マンション管理組合が、住民の無関心や限られた情報の中で管理会社へ依存しなければならない状況で、運営上の課題がとても多かったこと
「自分たちのマンションの管理や運営・修繕、そしてお金(運営原資である管理費や修繕積立金)に困っている管理組合が多い」
「パートナーであるべき管理会社の多くが、自社の利益を最優先するのはまだ良い方で、管理組合の利益や損害に目を向けていない・酷いケースは管理委託料をもらいながら管理組合に害しか与えていないのではないか」
というマンション管理業界全体の課題に気づいたことが、両者がマンション管理業界を志した『原点』です。
それぞれが一念発起して不動産業界からマンション管理業界へと進路変更し、深山は東京でマンション管理コンサルタントを、松原は福岡で管理会社を起業し、「理想のマンション管理の追求」という険しい山を別々の道から登り始め、幾多の苦労を重ね、辛酸を嘗めながら経験を積み重ねていた2015年(平成27年)1月に出会いました。
お互いに目指すべきところが同じだったことに驚き、また喜び合い、約1年の検討期間を経て、2016年(平成28年)にクローバーコミュニティを立ち上げるに至っています。
世の中の管理会社の社員が、与えられたポジションで業務をこなすのとは、積み重ねてきた仕事の質・量・重み・想いがまったく異なります。
また、世の中の大手管理会社で親会社から降りてくるサラリーマン経営者がマンション管理の現場を知らずして経営に当たるのとも、まったく異なります。
そして、共同代表のそれぞれが、不動産業界というマンション管理業界とは似て非なる他業界から参入していることが、マンション管理業界の常識を非常識と疑う目を養い、企業理念に「日本のマンション管理業界にイノベーションを起こす」と宣言する所以です。